【interview】陶芸家のJaniceさん①:ジブリ映画に出てきそうな理想のキッチン。

こんにちは。

ラップランドに来て一週間が経ちました。寒くて暗いここラップランドですが、優しいフィンランド人に囲まれて、元気に過ごしています。

さてさて、今日こそラップランドでの様子をお伝えするかと思いきや、今日はこのブログを開設した頃からの目標でもあった、「interviewシリーズ」をお届けします!

このシリーズでは、私がお話を聞いてみたい人に(できればお家にお邪魔して)インタビューをして、北欧のインテリアのこと、暮らしのこと、仕事のことなどをご紹介していく予定です。(シリーズ化しておいて更新していないものもありますが、これから頑張りますので優しい目で見守ってください…)

記念すべきお一人目は、デンマークのTolneで働いていた時にお会いした陶芸家のJaniceさんにご登場いただきます。

Janiceさん

釜焚きがきっかけで知り合ったJaniceさんは、いつも笑顔でお話好きな女性。インタビュー中も、話題があっちにいったりこっちに来たりで話が尽きませんでした。

一日中一緒にいたので、膨大な量になりそうです。。なので何回かに分けてお送りしますね。

第一回目はJaniceさんのお家のインテリア(キッチン編)について。

学校だった建物を改装して作り上げた理想のお家

電車を降りて、教えていただいた住所に歩いていくと、そこには大きな赤いお家が。

ここがJaniceさんのお家です。後から話を聞くと、もともとは学校として使われていた建物だそう。

Janiceさん宅

ドアを開けると、満面の笑みのJaniceさんが大きなハグで迎え入れてくれました。

「コートはここに適当にかけてね」と促されたのは、学校だった当時に生徒用のコートかけとして使われていたフックたち。

廊下

Janiceさんはこのフックが並ぶ廊下をご自身の作品の展示スペースとしても使われています。面白い展示方法ですよね。

そしてまず通されたのは、キッチン・リビング・ダイニング・オフィスが一つになった大きなお部屋。

キッチン&リビング

入った瞬間、あまりの可愛いらしさに思わず「うわー!」と日本語で声を漏らしてしまいました。

もともと教室として使われていたこの部屋、キッチンは後からご主人の手によって取り付けられたそうです。

遊び心と使いやすさが同居したキッチン

キッチン

一から手作りされたキッチンは、遊び心と使いやすさを追求したいろんな仕掛けにあふれていました。

壁に取り付けられた棚はご主人のPeterさん作。

キッチン 棚

棚の上の方には、Janiceさんの作品やご友人の陶芸家さんの陶器がずらり、下の方には出番の多い食材たちがきれいに並んでいました。

そして棚の一番下にはこんな仕掛けが。

キッチン 棚

木の板に洗濯バサミが取り付けられたこのスペース。ちょっと中身が残ってしまったスパイスや口が閉じないタイプのパッケージのものが散らからずに収納できていいですよね!

隠れ収納マニアとしては思わず唸りました。これもPeterさんのアイディアだとか。

私がこの仕掛けに感心していると、「これも気に入るかな」と見せてくれたのがこちらのタオルかけ。

タオルかけ

このタオルかけ、実は開閉式になっていて、使わないときは中心のレバーを下に引っ張って閉じることができるんです。

「いいでしょ〜」てな感じでPeterさんが開け閉めしてみせてくださいました。その自慢げの様子が、だいぶ年下ながら可愛らしく思えてしまいました。笑

そしてもう一つ、誇らしげに見せてくださったのが、柱に取り付けられている可動式テレビ。

テレビ

台が動くようになっているので、料理中にはキッチン側に向けて、カウンターの向こう側のリビングスペースに座っているときは逆側に向けて、テレビを楽しんでいるのだとか。

テレビを可動式にするなんて、斬新なアイディアですよね〜。

そして斬新といえば、こちらの素敵な食器棚、実は薬局で薬棚として使われていたもの。

食器棚

こころなしか中に収納されているものも薬っぽい瓶たちです。

こういうアンティークなものが溶け込んでるキッチンってちょっと憧れます。

またこのほかにも、Janiceさんのキッチンには手作りだからこそできる収納法がいたるところに潜んでいました。

レンジフードの脇には、くぎがラフに打ち付けられていて、色々な道具たちが吊り下げられています。

レンジフード脇

ここにはすぐ奥のダイニングテーブルでよく使うものを吊り下げているそう。必要なものがすぐに手に取れる場所にあるって大事なことですよね。

そして柱に打ち付けられた長い金属の棒には、鍋やフライパンが無造作にかけられています。

柱

この無造作かつ機能性がある感じ、個人的にジブリ映画に出てくるキッチンを想像してしまうのですが、どうでしょう?笑

Janiceさんのキッチンは、作品でいったら「ハウルの動く城」。

何でも自分の理想通りに描けてしまうアニメーションのように、Janiceさんのキッチンもご自身が使いやすいようにどんどん手を加えて今の形に至ります。

Janiceさんの家ほどではないと思いますが、デンマークでは自分の手で家を住みやすく作り変えることが日常的なことのようです。今の言葉でいえばDIYですね。

ちょっと調べてみたところ、デンマーク出身で日本在住のイェンセン・イェンスさんという方がこんな本を出されているそう。

デンマーク仕込みのDIYのアイディアがたくさん紹介されているようなので、もしよかったら読んでみてくださいね。私も日本に帰ったら買って読んでみようと思います^^

******

さて、初の試みとなるinterviewシリーズですが、今日はここまで。いかがでしたでしょうか?

Janiceさんのキッチンを眺めながら、私も自分のキッチンを一から作ってみたいなーと妄想してしまいました。

次回はキッチン以外のインテリアについてご紹介できればと思います!

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