【北欧旅行:フィンランド編①】最高に心地の良い空間に身をゆだねて。ずっと憧れていたアアルト自邸。

こんにちは。

つい先日、ここTolneで一番長く一緒に働いていたアルゼンチン人のフェルナンドが他の国で働くために出て行ってしまいました。

楽しい時間をたくさん一緒に過ごしてきたので、心にぽっかり穴が空いたような感覚です。またどこかで会えたらいいなぁ〜。

さてさて、そんな寂しい気持ちを引きずりつつ、今日は夏に行った北欧旅行の続きを書いていこうと思います!今日からフィンランド編に突入です。

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実はフィンランドを訪れるのはこれが2回目。フィンランド愛がとまらず、また来てしまいました笑

ヘルシンキの主要な見所は前回結構訪れたので、今回は行ったことのない場所を中心にゆったりと見て回りました。

そんなフィンランド編第一回目は、とても天気のいい日に訪れたアアルト自邸について。

ずっと憧れていた場所だったのですが、この前の日に、ヘルシンキにある日本人の方が営まれている雑貨屋さんを訪れた際に、おすすめされたのがアアルト自邸なのでした。

「インテリア好きの方には絶対おすすめですよ〜。」とのことだったので、これは行くしかない!とさっそく次の日に向かうことに。

アアルトは、フィンランドを代表する世界的な建築家・デザイナー。彼自身が設計・デザインを手がけたアアルト自邸は、彼の死去後も当時のままの状態が保存され、現在は一般に公開されています。

見学前に海の近くまでちょっと寄り道

ヘルシンキ中央駅から4・4Tのトラムに乗って、終点Saunalahdentie駅で下車。

最寄りの駅は二つ前のLaajalahden aukio駅なのですが、事前にチェックしていた北欧フィーカというサイトで、ここにのどかな入り江があると紹介されていたので、あえて終点まで行ってみました。

トラムを降りて海のにおいがする方に歩いて行くと、そこにはビーチらしきものが。

アアルト自邸

ここが紹介されていた入り江かどうかは分かりませんが、人々が各々にのんびりとした時間を過ごしていて、まさにのどかな場所でした。

私もしばし腰を下ろして、この太陽と幸せな空気に包まれながらたそがれていました。

たそがれるといえば、映画「めがね」を思い浮かべてしまうのですが、どこかこの映画の雰囲気と似ていて、せわしない日常から逃避するのにぴったりの場所だな〜と思ったりもしました。アアルトも作業に行き詰まったら来ていたかもしれませんね〜。

たそがれもそこそこに、アアルト自邸の見学時間が迫っていたので後ろ髪を引かれながらもここを後に。

太陽の光が優しく差し込む、ぬくもりに溢れた空間

アアルト自邸の見学時間は、夏季シーズンは月曜日以外の午後1時から5時までの間、一時間おきとなっています。(夏季以外はHPを参照ください)

予約は特にする必要はなく、見学したい時間を決めてその時間に間に合うように玄関前に来ればいい、という結構ゆるめな運営方法になっているようです笑

私がアアルト自邸に到着した時には、すでに人がちらほら。

アアルト自邸

時間になったら係りの人が出てこられて、中まで案内していただきました。

中に入ると、思わずうっとりしてしまうほど素敵な空間が。

アアルト自邸

光をいっぱい取り入れる大きな窓に、優しい色の木の家具たち。

庭に面した壁に大きな窓を取り入れることで、自然の日の光、季節の移り変わりを最大限に楽しむことができるように設計されているそう。

白・黒・明るめの木でまとめられたリビングルームは、どこかぬくもりが感じられて人の家なのに気が安らぎます。

ゼブラ柄のチェアなんかは、「どうぞリラックスしてってください」と語りかけているかのよう。

家の中にあるもののほとんどは、アアルトまたは妻アイノがデザインを手がけたもの。

家の各所に見られるアアルトの絶妙な曲線使いには、ついほれぼれしてしまいます。

アアルト自邸

そして、アアルトは日本の住居にも強く影響を受けたらしく、カーテン代わりのすだれや引き戸など、家のところどころに日本を彷彿とさせるようなアイテムが。

アアルト自邸

ちょっと嬉しく思いつつ、違う文化から来たものを違和感なくなじませることができるところは、さすが巨匠アアルトです。

また、こんな絶妙なバランスのインテリアはもちろん、機能性を兼ね備えた作りになっていることに、ますます感心してしまいます。

例えばこの食器棚。

アアルト自邸

こちらは妻アイノがデザインしたもの。裏側のキッチンを隠しつつ、中央の引き戸は両サイドから開け閉めできることになっていて食事を提供できるようになっています。

アアルト自邸

ちなみに食器棚に入っているグラスウェアもアイノの手によるもの。

一階部分の一角はアアルトの作業スペースです。

アアルト自邸

ここにも大きな窓に白・黒・木でまとめられたアイテムたち。

閉鎖的になりがちな仕事場ですが、目の前に大きな窓があるだけで一気に開放感が生まれますね。私もこんな場所で仕事ができたなら、ストレスを抱えることなく仕事もはかどりそうな気さえしてきます。

この場所であんな建築やこんなデザインが生まれたんですねぇ。。

作業場のすぐ横は展示スペースになっていて、設計図や模型などが飾ってあります。

アアルト自邸

そんなこんなで、家の中をじっくりと見ているうちに、あっという間に見学時間は終了。

今まで行ったどこの美術館より、いつまでも居座りたいと思わせるほどに心地の良い空間でした。

今回持って帰ってきたものを、私の将来の家に取り入れたいなと思います!笑

*****

さてアアルト自邸への旅、いかがでしたでしょうか?

住みたくなりましたか?笑

将来はアアルト自邸のような白と木を基調とした家に住もうと心に決めた1日でした。

この記事を書いているうちにも、ネットで調べていろいろと妄想。

個人的にこちらのサイトの「リビングの白の使い方」は、白・木の組み合わせ、また北欧風のインテリアも紹介されているので、参考にしようと思いました^^

皆さんも、フィンランドに訪れた際には絶対にアアルト自邸、行ってみてください!

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