こんにちは。今日はデンマークのリサイクル事情について書きたいと思います。
デンマークでペットボトルや缶、ビンの飲みものを買うと、 「Pant ●」というマークとバーコードが必ずと言っていい程ついてきます。
これは、「この容器に対してあなたはデポジット(預かり金)を払ってますよ」という意味のマークで、その容器をリサイクルに出すことでそのデポジットのお金が返ってくるシステムになっています。
ということは、リサイクルに出さずに捨ててしまうとお金を捨てていることと同じ。
このシステムのおかげで、デンマークの人たちのリサイクルに対する意識はかなり高いです。
また良いか悪いかはわかりませんが、街では空き容器を集めて回っているホームレスの人もよく見かけます。
ちなみに容器の種類によってデポジットの額は変わってきます。
Pant A:1DKK(約18円)のデポジット。0.5リットル以下のビン。 Pant B:1.5DKK(約27円)のデポジット。1リットル以下のペットボトル。 Pant C:3DKK(約55円)のデポジット。0.5リットル以上のビンと1リットル以上のペットボトル。
遊び感覚でリサイクル
では具体的にどのようにお金が返ってくるのか、ご紹介いたします!
スーパーマーケットに行くと、必ずこのような回収マシンが設置されています。
1. マシンの丸い穴に容器を入れる。
そうすると、マシンが自動でバーコードを読み取り返金額を計算してくれます。
2. モニター下の緑のボタンを押し、合計額が書かれたレシートを受け取る。
ちなみにモニター下の黄色いボタンを押してデポジット分を寄付することもできます
私は今回7本持って行って、8DKK(約146円)のデポジットでした。
3. レシートをレジに持っていき、お金を受け取る。
買い物のついでに持っていく場合は、買い物の合計額からデポジット分を差し引いてくれます。
この回収マシン、バーコードを読み取る瞬間が面白くて大人ながらにテンションが上がってしまいました笑
マシンの横には、空容器でいっぱいの大きな袋を抱えたキッズたちが並んでいて、本当に遊び感覚でリサイクルの習慣が身につくんだな〜と感心。
こんな素敵なシステムなら日本に取り入れても良さそうですよね。(実現するまでのコストの問題があるようですが)
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いかがでしたか?
お金も返ってきて地球にもいいなんて、一石二鳥ですね。
ちなみにデポジットを受け取るためには、缶を潰したりペットボトルのラベルをはがしたりしてはいけません。
学校が始まった当初、日本人の友達がパーティー後の片付けで缶を潰したところ、デンマーク人に「What are you doing?!?!?!?!」と本気でキレられたと言ってました笑
みなさんもデンマークに訪れた際は、リサイクルにトライしてみてください^^
コメント
素敵なシステム。そりゃ缶つぶしたら怒るわ。デンマークのコイン、みんな穴あきなの?
前田さん
素敵ですよね〜。いや、穴がないコインもあります^^