ヤコブセンがデザインを手がけたベルビュー・ビーチへ。爽やかな青と白。

こんにちは。先週末は３連休でした。

1日目の土曜日は、アルネ・ヤコブセンがデザインを手がけたベルビュー・ビーチへ行ってきました。

私が住んでいるHelsingørの駅から電車で30分ほどのKlampenborg駅にこのビーチはあります。

ちょっとたそがれたいな〜と思って一人でぷらーっと行ってまいりました。

アルネ・ヤコブセン（Arne Jacobsen, 1902-1971）とは？

デンマークのデザイナーの中でも特に有名なのがこのお方。北欧デザインに詳しくない人でも一度は彼のデザインを見たことがあるはず。

セブンチェアやエッグチェア、スワンチェアなどのチェアデザイナーとしてよく知られていますが、実は建築家として建物の設計なども手がけていました。

ヤコブセンはデンマーク王立美術アカデミーでデザインを学び、建築事務所に務めた後、1952年に独立。

独立後は、建物の設計に加え家具や照明などのインテリア、さらにはカトラリーやバスルーム金具などの生活雑貨に至るトータルデザインも手がけました。

ヤコブセンデザインといえば、流れるような曲線美が特徴的。

背もたれと座面が一体となったチェアは、当時としては先進的だった板を曲げる技法（成型合板）が使われています。

参考）ことりっぷ　北欧（昭文社）、デザインとおとぎの国デンマーク（地球の歩きかた）

「青と白」でデザインされた爽やかなビーチ

ベルビュー・ビーチは青と白でデザインされていて、なんといっても爽やか！

この日は天気もよく、空・海の青、雲・砂浜の白との折り合いでより一層爽やかでした。

まだ春ということもあり人はそんなにいませんでしたが、それがまたのんびりした雰囲気でとても良く。

春の海、私の好きな風景の一つであります。

水着ギャルやギラギラしたサーファーがいないのと適度に暖かいのが、何も考えずにぼーっとするのに調度いいんです。

ビーチのところどころにヤコブセンデザインは散りばめられています。

こちらはビーチバレー用のコート。

こちらはなんとシャワー。なぜビーチの真ん中に置いたのかは謎ですが、シンプルでなんだかおしゃれですよね。

トイレもきっとヤコブセンデザイン。

ビーチ周辺の建物もヤコブセンプロデュース

ビーチ周辺にも、独特なデザインの建物が並んでいます。こちらのデザインもヤコブセンが手がけたもの。

klampenborg駅を出てすぐに目にとびこむのが、白い凸凹の建物。

こちらはベラヴィスタ（Bellavista）という集合住宅。

すべての部屋から美しい海を眺められ、日光を取り込むことができるように、斜めにずらしながら設計されています。

大人のためのリゾート・マンションだそうで、中から出てくる人も心なしか気品のある方たちばかり。

このすぐ隣に立っているのが、スーホルム（Søholm）というテラスハウス。

ヤコブセンが最も愛した建築の一つとも言われ、晩年は海が一番きれいに見える部屋で暮らしたそう。

他にも、ビーチの向かいにあるベルビュー・シアターという劇場もヤコブセンデザインで、今でも公演などで使われています。

その隣には、「BISTRO BELLEVUE」というレストランが。

私の持っているガイドブック情報だと「レストラン・ヤコブセン」という名前だったはずなのですが、オーナーが変わったのでしょうか…？

いかにも高そうだったのと一人だったこともあり、今回は食事は見送りましたが、また機会があれば入ってみようと思います！

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ヤコブセンがデザインしたビーチ、いかがでしたか？

ヤコブセン好きの方にはたまらない場所だと思うので、海水浴はたまた日光浴ついでに訪れてみては？^^

裏話ですが、このビーチ、裸のおじいちゃんたちが出没することでも有名。

露出狂という意味ではなく、単純に裸で日光浴することが日常になっている近所のおじいちゃんだと思います。おそらく彼らなりの健康法。

私も一人だけ遭遇しました笑

こんなオープンさという意味でも魅力的なビーチでした！